アイディアノート。

ここでのアイディアとは「考え」のこと。アイディアは「ひらめき」という意味だけではないんですよ。

「仕事」とは何か?働く気がしないという人へ

「仕事」とは何か?

 仕事という言葉自体は、職業とか就労とかそういう同じような言葉で代替えされますが

金八先生風に言えば(笑)、”(人に)仕える事”。

つまり、人のために何かしたいと思い行動する事。

この定義に置き換えて考えた時、

「働きたくない!」と思ってニートになってしまっている人に

やる気を呼び起こす事が出来るかも知れません。

仕事とは?

仕事についての考え方の違い

実は私にはニートの弟がいまして、何とか彼にやる気を出してもらえないかと日々奮闘しているものの、すぐにシャッターを降ろしてしまうのです。

そんな彼を勝手に分析していたところ、ある事に気が付きました。

 

自分を好きすぎる。

 

自分を大切にしすぎている、という一見問題なさそうな一面が

最も彼を仕事から遠ざけている理由だという事です。

 

上の定義を考えると、

”(人に)仕える事”。

つまり、人のために何かしたいと思い行動する事。が仕事です。

これは自分を大切にする事とは真逆の性質を持っています。

 

自分を犠牲にしても、他人に尽くす事。

みんなそうでしょう。自分の時間を削って遊びたいのに働き、

眠いのに睡眠時間を削って出社する。

 

自分を大切にするか、人を大切に想うか

 誰かのために何かをする事は皆尊い事だと感じます。

犠牲を払ってでもしてくれている事には感謝します。

だからこそ、お金を払うのです。

 

そのサービスに、その笑顔に、そのラーメン一杯に努力と価値を感じて

1000円を払う。

その製品が誰かの利便性や喜びのために作られたものだから。

 

一生懸命働かない従業員に昇給の話は来ないだろうし、

ユーザビリティの悪い自己陶酔型商品は客離れをするでしょう。

お客様の事を本気で考えるからこそ、それが形となって現れる。

 

そしてそう考えると、新人社員がやる気を出さない理由の一つも

何となく見えてきた気がしました。

 

自分のお金のために働く。

そうであれば、面倒な事は出来る限りしたくない。

 

しかし、中堅社員ともなってくると

会社の発展のために尽力するようになる。

もうこの時点で、自分のためよりも”誰かのために”なっているのではないですか?

誰かのために何かをする

誰かのために何かをしたいと思うのなら、

仕事はやる気が出るのです。

しかし自分の事だけを考えるのなら、働く気すら起きないのも当然の事。

 

誰かのためにした事が結果として、自分のためにもなったりするのが

仕事の面白いところだと私は思いますが、いかがでしょうか。

 

幸い、彼は最近

家事をするようになりました。

これは誰かの事を少しでも思い始めた証拠なのかも知れません。

 

何とか彼にこの事を伝えたくて考えをまとめたのがこの記事なのですが

同じような悩みを抱えている方がいたら、お役に立てれば幸いです。

私は明日また上手く伝えてみようと思います。