価値基準の変化について考えてみた
現代には、生きる方法はいくらでもある。
現在知られている最古の硬貨は紀元前7世紀にリュディアで作られたエレクトロン貨、最古の紙幣は1023年から北宋の政府紙幣として流通した交子とされる。
だそうですが、貨幣による価値の交換が始まって以来
旧石器時代、縄文時代、弥生時代のように狩りや稲作だけが仕事ではありません。
人生を裕福にするための、家具家電であったり、娯楽、酒などの嗜好品や、お菓子、
マッサージなどのサービスや、最近ではコンサルタントなどの仕事も沢山あります。
つまり、衣食住という
人が生きる上でどうしても必要というものには限らないのが現代の仕事です。
そして、
驚く事にそういった「娯楽」こそ、最も価値が置かれつつあるような気がします。
例えば、
サッカー選手。野球選手。
ミュージシャン。演奏家。
稲作、狩りなら
現実的に生きるために必要なものを獲得しますが
さすがにそれらの職業はそうではないですよね。
価値が変化した、それは経済のシステムによるものでしょう。
ですが、ややこしい話ではなくその価値基準はとても単純です。
- 人が喜ぶ事。
- 人の役に立つ事。
- 人が感謝する事。
このいずれかをすればよいというわけです。
その最たるものが、娯楽ですから、音楽家やスポーツ選手などは評価されています。
娯楽=人が喜ぶ事、です。
言い換えれば
人が認めたのであれば、それは価値がある事になります。
通貨を幾ら交換するのか?
「これは5000円なら安い!」と思えば、買いますね。
人が価値を認める事をすれば、それだけの対価を頂ける、とも言えます。
何も、牛を育てたり、畑を耕す事だけが現代においては仕事ではないのです。
家も建てられなくても、服を作る事が出来なくも、料理を作れなくても生きていけます。
それが現代であり、それ故に生きる道は沢山あります。
(これがこの記事で伝えたい事です)
イラストを描いて、それが大ヒットすればあなたは大金持ちです(笑)。
あなたのアイディアが便利なキッチングッズを生み出せば、それもまた。
あなたの施術が人々を楽にするのであれば、整体師として成功するでしょう。
- 人が喜ぶ事。
- 人の役に立つ事。
- 人が感謝する事。
ここに当てはまれば、何であってもいい。
それが現代における仕事です。
先日、ミスターチルドレンのライブに行ってきました!
この記念とベストアルバムのツアーです。
ナゴヤドーム収容人数 49,800人(アリーナ使用時最大)(満席でした)
×チケット8100円=403,380,000円(推定約4億338万円-経費)一日で。
これが、人気です。
しかも2014年に独立して新しい事務所を立ち上げていますので、
その内のどれだけが収益として残ったのかは想像に任せるほかありません。
人からどれだけ評価されたか?
その人数(ファン数)と、一人一人が認めた価値。
これがその人の収益に直結します。
この場合、8100円は惜しくない、というファンが満席である49,800人いた、
という事です。私もそうです(笑)。
素晴らしいライブでした。観なくても日々生きていける、としても
やはり観に行くでしょう。この場合、8100円が惜しくないというファンが
私の他にも沢山いるという事です。
その「人気」がどこへ向くかですが
人(あなた自身の人気)であっても、サービスやモノ、であっていいはずです。
もしも、あなたが作る小豆ロールケーキが
日本一美味しいと人気になれば、そのファンの数=あなたの収益となります。
そして、価値があると思うものにあなたもまたお金を使うでしょう。
この話のポイントは
仕事選びで困っている人がどうするべきか?何をするべきか?
です。
もしもやりたい事が見つからないのであれば
一度考えてみてはいかがでしょうか。
誰かが必要としている事・物。人の喜ぶサービス。
何より、人から感謝されるような仕事はないかなと。
経済の専門家ではないですが
ふと、価値基準が娯楽の方がなぜか高いな、と思い
書いてみました。お粗末な内容ですがお許しを。